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充実したお一人様 シニアライフへの備え。熟年離婚に絡むお金問題を解決するハウスシェア!

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熟年離婚!が増え続けています。

厚生労務省の発表によると、平成29年には212,262組が離婚。そのうち、38,285組が同居期間20年以上の熟年離婚。熟年離婚の割合は18.03%と、平成17年来、増加傾向を辿っています。

定年退職前後の離婚は、長年温めてきた老後の資金計画を狂わせる大きな出来事です。リタイアライフの軌道修正を最小限に抑え、夫も妻も納得し、満足できる解決方法をご紹介します。

 

 

熟年離婚の実態は?

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厚生労働省 離婚届出時の年齢:平成20年

出典:厚生労働省 平成21年度 離婚に関する統計の概要

平成21年度の古い統計ですが、定年退職前後の男性55歳から64歳までの離婚者数が多く、高齢者ラインである65歳以降も離婚届出件数が続きます。

 

下表は同居期間別の離婚件数の推移。 数字を見るだけでは、増加傾向がつかめません。そこで、全離婚件数に占める同居期間が20年以上のいわゆる『熟年夫婦の離婚件数』の割合を下表の枠内に、算出してみました。👏

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熟年夫婦の離婚件数割合の推移

 出典: 厚生労働省 平成 29 年(2017) 人口動態統計月報年計(概数)の概況 

平成29年には212,262組が離婚。同居期間20年以上の熟年離婚件数は38,285組。熟年離婚の割合は18.03%になります。

数字が小さくて見づらいのですが、熟年離婚件数のピークは平成17年。同年の割合は15.42%。以降年率で漸増を続け、15.42%⇨15.56% ⇨17.08% ⇨17.34% ⇨18.03%

平成29年には18.03%!! 

やはり、熟年離婚は増え続けています。 🤔🤔 

人生終盤における離婚のダメージは大きいです!

日本における離婚は、誰が稼いだかに関係なく、現預金・不動産・有価証券・年金など、夫婦の財産は折半するのが一般的。と友人の弁護士から聞きました。シビアだなと思ったのが、退職金の事です。

妻が請求できる退職金は・・

  ケース・スタディー

  • 退職金:2,000万円
  • 勤続年数:35年間
  • 婚姻関係:20年 

2,000万円x20/35 = 1,142万円。婚姻期間分を夫婦折半。妻が請求できる退職金は571万円とのこと。年金は、妻がキャリアを持つようになったので、分配はケースバイケースの様です。 

住まい

終の住処と予定していた家も、資産評価額からローン残高を引いた金額を折半。原則、分配する事になります。夫も妻も高齢者になってから、借家住まいとなるケースも。住環境の悪化は、健康にも影響します。

定年退職後の準備を続け、積み上げてきた大切な資産。離婚によって、家を失い、流動資産は半減する訳ですから、リタイア・ライフの生活設計が崩壊してしまいます。
 
失ったものが大きすぎるもう取り戻す時間がない😰
 
生きる意欲を失う方がいても不思議ではありません。 

 

熟年離婚を考えているなら 

  • 定年退職後は、夫が家にいるようになる。これまでは、私の空間だった家に夫がいつも居るようになる。家事もせずに、ただ、偉そうに文句をいいつづける。外出だってままならない。ズーっと一緒の生活は地獄だ。
  • まるで、お手伝いさん。ただ、ただ、世話がかかるだけの夫の存在が、疎ましい。考えただけでうつになりそう。

 

夫婦として、相手を敬い、一緒にいる事が幸せである方は、問題ありません。ご一緒に人生の大切な時間を共有されればいいのです。 

でも・・夫婦としての関係は実質、破たんしていたり、夫や妻が、疎ましい存在と感じているなら、早めに自立した生活を確立する必要がありそうです。

 

ハウスシェアをする友人が増えています

 その一つの方策が、夫婦という関係を実質、切り捨て、隣人・友として一つ屋根の下に同居する House Sharing:ハウスシェアです。

 

離婚なしの同居でも、離婚後でも、同じ家に住みながら、

  • 食事・家事は別々に自分で管理。
  • 互いのプライバシーには関与しない。
  • 必要経費は折半。
  • 一つの屋根の下に住みながら、別々の生活を営む形態。
  • 余裕があれば、キッチンを別にすると理想的でしょう。

House Sharing のメリット

経済面

  • 家を売らずに、夫も妻も、持ち家に住み続けることができる。
  • 持ち家のコストは折半。半分に抑えられる。
  • リタイアライフの資金問題がかなり、解決できる!

精神面

  • 相手のプライバシーには関与しない。ストレスなし。
  • 別世帯として、食事や家事は別々。自由を確保。
  • 好きな時に好きな事ができる。
  • 孤立しない。病気・怪我の時など、困った時は助け合える。
  • 一緒に食事したり時間をシェアすることもできるが、無理やり一緒にいる必要はない。

House Sharing のデメリット

  • 新しいパートナーの理解を得るのは、難しいかもしれません。

周りのことは気にしない

ご自身が納得し、満足できる解決策を選べば、その選択がベストではないでしょうか。周囲の方々の意見とか、世間体を気にすると、我慢する生き方になってしまいます。

感情がこじれ、相手の顔も見たくない離婚の場合は難しいでしょうが・・

長年一緒に生きた夫婦としての歴史を活かして、距離感を保ちながら、隣人・友として、豊かな老後を送る事は十分、可能です。

 

そのためには、若い時から、一人でも生活を楽しめる。

夫や妻に頼らない自立した生き方を身につけることが、とても大切に思えます。

  • 奥様は趣味を生かし収入を得る準備
  • ご主人は家事をシェアし、洗濯・掃除・料理は自分でできる準備

House Shareによる同居人スタイルが確立できれば、困った時には助け合う頼もしい相棒がそばにいてくれる。老後を迎える理想的環境づくりができそうです。

 

まとめ

相手に頼らない、別々の生活スタイルを早い時期から確立していると

熟年離婚による経済的な打撃や、多額の弁護士コスト、孤独になりがちな現実、離婚に伴うストレスや苦悩を、回避する事ができるのではないでしょうか。

 

相手を鬱陶しく思う現状を受け入れて、我慢するのではなく

さて、どうすれば、お互いに納得のゆくお金の心配のない老後生活をおくることができるのか。熟年離婚に変わる解決方法の一つを考えてみました。

 

  相手を許せば心も、体も、資金繰りも改善する!