充実したシニアライフへの備え。中高年いいえ、後期壮年期と呼びたいものです。
日本人の2017年度の平均寿命は男性81.09歳、女性87.26歳。
男性がスイスに次いで世界第2位、女性はダントツの世界第1位です。 主な国の平均寿命の年次推移を見ると、1985年以降の日本女性の長寿化の流れは息を飲むばかりのスピードで右肩上がり!🎌
平均寿命(Life Expectancy)と寿命中位数(Life Span)
まずは、リンクにあるPDFをご覧ください。
寿命中位数(ライフスパン。出生者の半数が生存すると期待される年数)は2017年(平成29年)には、男性 84.08 年、女性 90.03 年。一方、平均寿命は男性81.09歳、女性87.26歳。平均寿命に比べ、男性は2.99年、女性は2.76年上回っています。
厚生労働省発表PDFにある 図4:主な国の平均寿命の年次推移(資料:国連「Demographic Yearbook」等)を見ると、1985年以降の日本女性の長寿化の流れは息を飲むばかりの見事な右肩上がりです。
中高年からが、本当の飛躍
西欧諸国で初の女性首相、Baroness Thatcher。マーガレット・サッチャー(1925年10月生まれ)の首相在任期間は1979年から1990年の11月末ですから、54歳で就任して65歳で退任。
IMF(国際通貨基金)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事は、1956年1月生まれの63歳。Baroness Thatcherの1世代後に当たるガルド専務理事は63歳でユーロ圏の金融政策を担うECB総裁に就任予定と報道されています。
日本における中高年の定義
厚生労働省の資料では中高年は45歳以上、65歳以上が高齢者、75歳以上が後期高齢者。
内閣府の引きこもり調査では、中高年を40歳から64歳としています。
65歳以上を高齢者って、ちょっと早いと思うのですが。実態と乖離しているように感じるのは私だけでしょうか?
後期壮年期と呼びたい
令和の時代。年齢に対する概念を変えてゆく必要があると思います。
退職後の60歳、或いは、65歳以降、70代後半にかけては、これまでの学びや経験を礎に、それぞれが、できる形で、社会に還元する社会貢献の期間と考えたいものです。老年期とか、高齢者という、古色蒼然たる概念に縛られて、漠然と過ごすなんて勿体ない!
まだまだ、元気で動けるし、好奇心だって旺盛な時期なのですから、後期壮年期と呼びたいものです。年齢に対する概念を変えてしまいましょう。
後期壮年期には、社会貢献の一貫として、お金をしっかり循環させる事です。旅を通じて、学ぶ事が多いので、会社員時代には取り辛かった長期ホリデーをしっかりと楽しみながら、生涯、最後の日まで、私たちの学びを続けたいものです。
あの時に今の知恵があったら・・・
「あの時に今の知恵があったら・・・」と思う事、ありませんか?
これが社会貢献のヒントになると思います。
- 次の世代の方々や、若者の話を聞いて、「こう言う見方もあるわ」と、押し付けずに、サラーッと、語る。
- 頑張っている方や、一生懸命に生きている若者に、素晴らしいと思う所を具体的に表現して、褒めたり、励ましの言葉をかけると、その若者のこころは、とっても豊かになります。
- 自国の文化や歴史を知っておくことが、知性豊かな方々と話す際に、どれほど、役に立ち、その方の自信につながるか。人生を豊かなものにするかを話してあげてもいいですね。
まとめ
「ここが痛い。あそこが痛い」といって、ダメな所にフォーカスして、周りに愚痴ばかり言っていると、惨めな老人になってしまいます。
平和な日本では、人生を自由に生きることができます。
そして、どう生きるかは、私たち次第。つまり、どう生きるかは、個々人の責任。自由には責任遂行が必須条件なのですね。
- 健康に留意し、
- 穏やかな運動を続け、
- 肌の健康に気をつけ、
- 好奇心豊かに生きる。
人生、最後の日まで学ぶことができます。
後期壮年期は20年間もの期間があるのですから、ご自身の魂が喜ぶ生き方をして、いつまでも、自立しながら、お相手のこころが、和み、豊かになる様に接してゆけるのは、とても幸運なこと。
健康に恵まれて、できること事をさせていただける幸せは、何よりの生きがいですし、さいごまで、穏やかで平和なこころを保つ事ができる。そんな素敵な生き方ができたらいいな。と思っています。