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手持ち資産の有効活用術 リバースモーゲージ

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Pixabay

資産の有効利用

 

長生きすればする程、年金だけでは暮らせなくなってゆくのが、今の日本の現状のようです。そんなのあまりにも、悲しくありませんか?

 

年を重ねる毎に、心配事を少なくして、シニア・ライフを満喫したい!

今日は、老後の資金繰りのため、手持ち資産の有効利用法を考えてみました。

 

 豊かなシニアライフを目指して


私達、一般人にとって、一番大きな資産といえば、恐らく、今、ご家族がお住いの家だと思います。では、この最大の資産ですが、一体、どの様に活用すればいいのでしょうか? 

 豊かなシニア生活を目指し、リサーチをしてみました!

 

 

リバースモーゲージを使おうかしら?

 手持ちの家を担保に、月々の返済が、生じない住宅ローン形態が、リバースモーゲージ。つまり、融資を受け続けるだけで、生きている間は、返済が不要なのだそうです。

 

シニアライフの心強い味方として、知名度を高めるリバースモーゲージについて、調べてみました。

 

 

リバースモーゲージってなんですか?

所有不動産を最大限に活用する事で、ゆとりあるシニアライフを可能にし、長年住み慣れた家に住み続ける事ができる夢のような住宅ローンとのうたい文句が目立ちます。

金融機関により、一戸建てを対象とする銀行。一戸建てからマンション、いずれも対象とする銀行があります。

 

一般の住宅ローンとの違いは?

 住宅ローン(mortgage)は、最初に借入金を受け取ります。そして、借入金を月々、元利ともに返済してゆきます。

リバースモーゲージは、毎月、或いは、必要な時に借り入れをし、借入人の死後にまとめて返済するローンなので、逆住宅ローン(reverse mortgage)とよばれています。自宅を担保に、住み続けながら資金を借入れできるシニア層向けの住宅ローン形態です。

 

とはいえ、借入金ですから、当然、返済義務が伴います。

リバースモーゲージの返済は、

  • 借入人全員の死亡時や、担保不動産の売却時に、元金と利息をまとめて返済する方法。
  • 元金は据え置き、利息だけ毎月支払う方法があります。
  • 原則、連帯債務者を含む、借入人全員が死亡した時や、転居で担保不動産を売却する時に一括返済となります。


メリットとデメリット 

メリット

  • 自宅を売却せず融資が受けられます。
  • 自宅に、原則、死ぬまで住み続ける事ができます。
  • はじめに融資可能額を決め、必要な時に借入をうける事ができます。
  • 借入支払金利は、借入残に加算されるため、借入人本人の生存中は、原則、返済義務が生じません。利払いのみ行うローン形態もあります
  • 契約者が旦那様の場合で、配偶者である奥様が利用条件を満たしていれば、契約者の死亡後も、引き続き利用できます。
  • 資金使途が自由型であれば、使途は限定されていないので、有料老人ホームの入居費用に使う事もできます。
  • 利用時の収入要件等はさほど厳しくありません。



デメリット 

  • なんと、お子さんなど推定相続人全員が同意しないと利用できないそうです!
  • 長生きすると、生存中に融資枠が一杯に達すると完済義務が生じます!
  • 基本的には変動金利なので、金利上昇で返済額が膨らんでしまいます。
  • 担保となる自宅の評価額は定期的に見直されるそうです。つまり、評価額が低下した場合、一括返済を要求される可能性があります。

 

貸し出しを行った銀行から、債務(元金・利息)一括返済を要求されても、高齢者である債務者には無理なケースが多いと思います。

 

返済できなければ、銀行は債務回収のため、抵当権を行使するので、借入人は家を失い、生活費も失う事態が発生しかねません。

 

まとめ

リバースモーゲージって、こんなにも大きなリスクがあることを、知りませんでした。 

 

今、100歳まで生きる可能性って、結構ありますよね

自分の老後は自分で面倒を見たい。そのための解決策なのに、最悪、ホームレス?

住まいまでも失いかねないリスクを、やり直しのきかない中高年層が受け入れるのは難しいです。

 

だって、金融の世界は、政治リスクもあり、何が起こるか誰にもわからない。リバースモーゲージのリスクは、中高年にとっては、大きすぎる様に、私には、思えるのですが、皆様、いかがでしょうか? 

  • 長生きすると、生存中に融資枠が一杯に達するリスク。
  • 基本的に変動金利。金利上昇で返済額が膨らむリスク。
  • 担保物件の自宅の評価額は定期的に見直されるので、リバースモーゲージの契約期間中に、不動産市場が低迷、不動産評価額が低下すると、担保割れが生じ、一括返済を求められる可能性が生じるリスク。

 

これらのリスク要因、怖いです!

 ここを考えると、怖くて私には使えないという結論に至っております。