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糖質制限ダイエットはバランス感覚が必須!行き過ぎは健康を害する事にも

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減量効果を目指す糖質制限ダイエット。若さと美しさを維持する食生活として脚光を浴びています。

知人・友人の間でも、ご飯・パスタ・パンはやめ、体調が良く、5kgも減量できした。という方が多いのです。本来、生命を維持するためには欠かせない3大栄養素(タンパク質・脂質・糖質)。健康体の方が、このうち一要素を大幅に減らすのは、危険だと思いませんか?

糖質制限は本来、糖尿病予防・治療のため食事

 医学研究論文、糖質制限ダイエットの論拠となるエビデンスを読んでみると、無作為比較試験の対象は『大人の糖尿病患者』。

糖尿病患者さん対象の研究結果となっています。良い例がこちらです。

www.ncbi.nlm.nih.gov

 

スーパー糖質制限を提唱される高雄病院 理事長の江部康二 医師も、ご自身が糖尿病になり、糖質制限をされたそうです。

 しかも・・・・

  • 有効な食事療法とは、個々人が目指す健康のゴールや嗜好、食文化などを考慮し、それぞれに合わせた食事療法なのです。

糖尿病予防の観点からは、確かに、糖質の摂りすぎは注意が必要ですが、糖尿病ではない私達が、炭水化物を断って、タンパク質・野菜中心の糖質制限ダイエットにこだわりすぎるのは、逆に、体調を崩すのは、明白ではないでしょうか

 

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やっぱり、ご飯かパンが欲しい!

 

実際に、知人のケンさんは糖質制限をヤメた!と宣言されています。

www.6aca.net

 

糖質制限、糖尿病専門医の間でも意見が分かれています

  1. スーパー糖質制限を推奨する江部康二医師  1食10gー20g
  2. 北里大学糖尿病センター長山田悟医師  1日に摂取できる糖質量は70~130g。1食あたりの上限は40g、下限は20g。間食10gの糖質を摂ることができる(参考:『正しくやせて健康になる Dr.山田の新・糖質制限食事法』)

 

ご飯・パスタ・パン・甘いものは食べないスーパー糖質制限食を推奨する江部康二医師は、この動画の3:45秒当たりから、糖質制限は、肥満など生活習慣病の予防になるとおっしゃっています。5:30秒では『病気や薬を飲んでいる方は医師とよく相談して・・』と注意を喚起しているのですが、健康体の方はついては、注意がない様です。

この辺りから、ネット情報に頼り、自己流で糖質制限を始め、体のバランスを壊す方がでるのでしょう。健康体の方が、これだけ糖質をカットしてしまうのは、やはり、危険に思えるのですが。

 

 

 

健康体に必要な糖質量は?

健康で命をつないでゆくには、1日にどの程度の糖質量摂取が必要なのか、調べてみました。

厚生労働省が5年毎に発表する日本人の食事摂取基準。直近版『日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要』によると、1日に必要なエネルギー産生栄養素バランス(%エネルギー)、食事摂取基準、三大栄要素の比率をみると。

  • タンパク質:総エネルギーに占める割合 13~20%
  • 脂質:総エネルギーに占める割合    20~30%
  • 炭水化物(糖質と食物繊維):総エネルギーに占める割合 50~65% と表示されています。
身体運動量が普通 、50−69歳男女の必要糖質量   (中間値60%を使う)

 

 男性 50−69歳

 女性 50−69歳

一日に必要なエネルギー量

  2,200 Kcal/日  

  1,750 Kcal/日  

一日に必要な糖質エネルギー量

  1,320 Kcal/日 

    1,050 Kcal/日

一日に必要な糖質量  1g=4kcal

    330g

  262.5g

 

ご飯1杯分(140g)=235kcal =糖質量 58.75g*1

 

ご飯1日3杯で糖質量が176.25g。100g相当のケーキやスィーツを食べられる計算です。

甘いものの過剰摂取による糖質依存は肌の老化を招く事、ご存知ですか?

体の構成要素のタンパク質と、体内に取り込んだ余剰糖質が、AGEs(Advanced Glycation End Products)という劣化タンパク質が作られ、肌の老化を引き起こすそうです。ハリのある肌を守るには、調理方法の他、糖質の過剰摂取を控える必要がありそうです。

www.ohara-ch.co.jp

 

style.nikkei.com

まとめ 

糖質制限ダイエットが、健康にいいと聞いても、この方法が、今の体の状態に合うとは限りません。一人一人の健康状態・好みも違うのですから、万人に合うダイエット法は存在しないと思います。

第一、糖質制限は本来、糖尿病患者さん向けの食事法です。予防の観点から、糖質の過剰摂取に注意することは大切ですが、糖尿病を患っていないあなたが、ご飯を無理にあきらめ糖質制限ダイエット法に拘る必要はないと思います。

 

いつまでも元気に活動できる健康体を維持するには、

  1. バランスのとれた食事(偏り過ぎない食生活)
  2. 深い睡眠
  3. パーソナル・トレーナーの指導を受け、ゆったりとした筋トレを続ける事

  などが大切ですね。

 

食材は特に拘り、加工食品をさけ、体に悪いものはできるだけ排除しています。

私がかねてから応援しているのは、房総のおかげさま農場です。1988年設立来、無農薬栽培のパイオニアとして研究や失敗を重ねながら、環境にも負荷を掛けない農法で、無農薬野菜を育てていらっしゃいます。

採りたての無農薬野菜の定期便、新鮮な状態を保つため泥付きのまま届けてくれます。

 

 

宅配で届くのは10品前後。1週間で使い切っています。こちらのカボチャはホクホクです😋

糖質制限はもともと、糖尿病の方のダイエット。行き過ぎは健康を害します。という大切な点と、バランスの取れた美味しいオーガニック野菜のご紹介でした。

*1:三大栄養素は体中で1g当たり、原則、たんぱく質4kcal、脂質9kcal、炭水化物4kcalのエネルギーとなる。食べ物のエネルギーは、各三大栄養素の重量(g)に1gあたりのエネルギーを掛けた合計値