少子高齢化問題を心配するより、今、できる事を始めましょう!
少子高齢化問題は日本だけではなく、世界的な傾向です
結婚しない、あるいは結婚しても出産しない方が、世界中で増え、グローバルな問題として取り上げられています。この二十年、三十年の流れの中で、おそらく、デジタル化の影響も受けながら、人々の価値観が変わってきたからなのでしょう。
生き方は、人それぞれ、違います
- 自分の人生を自由に、楽しみたい。
- 自分の能力を最大限に生かす。自分のために時間を使いたい。
- 結婚していても、子育ての時間や経済的ゆとりがない。
- 働いたお金は旅行や車など、自分に使いたい。
人生を、人それぞれ、異なる価値観に基づいて、実現してゆくのですから、生き方が違うのは、当たり前の事なのです。
結婚して家庭に入り、子育てをして人生を終える。かつてのこの標準系を、幸せと感じられる女性と、感じられない女性がいて当たり前です。
結婚して家庭を作り、稼げない男は男じゃないと、家族を守る事に幸せを感じる男性と、感じられない男性がいらして、当然なのです。
今できる事を始めましょう!
世界的に起こりつつある少子高齢化と人口減少。問題点ばかりが報道され、不安感をつのられている方が多いことと思います。
大丈夫です!
不安を膨らませるより、今、できる事を続け、人それぞれ、ご自身にあった『生き方』を見つける事ができると考えています。
今できる事をリストアップしてみました!
1. 生き方の標準化はあきらめてください
独自の人生を選んだ場合、自己責任の度合いが大きく、努力を努力とも思わない、強い生き方が求められます。
幸せを外に求めるのではなく、一つづつ、達成してゆく、内なる自己成長や社会への貢献にしあわせや生きがいを見出す強さも必要です。
ですから・・・
一生懸命生きている方々を
人と同じでなければいけない という非常識を当てはめて批判するのはおかしな事です。
- 結婚した事もない。
- 子供もいない。
といって、批判するのは、ご自身の生き方に自信のない証拠ではないでしょうか?
誰にも迷惑をかけていなければ
- 未婚を選んでもOK
- シングル・マザーでもOK
- 子供なしを選んでもOK
2. 今から育てたい習慣
- 日頃から、使わないものは他に回し、必要で気に入ったものだけに囲まれる生活習慣。
- 何がどこにあるか直ぐに、わかる整理整頓。片付けの習慣。
- 『こうあるべき』という思考を手放す。柔軟な思考習慣。
- 自分の健康は自分でまもるという思考と生活習慣。
- これまでの知識や経験を社会に還元する習慣。
3. 働き手が増える社会づくり
下表は総務省の統計。一世帯あたりの人口も漸減しています。
これからは、
結婚がつくる家庭である必要はなく、友人との家庭でも、パートナーとの家庭でも、高齢者住宅という家族でもいいのではないでしょうか。
4. 中高年齢者。これまでの知識や経験を社会に還元する
最近、『この知恵があの時にあったなら、全く、違う行動が取れたのに』と思う事が増えています。これは経験から得た宝物ですね。
ですから・・
お持ちの知識や経験は、惜しみなく、シェアをして、他の方がBetterな選択ができるようにお手伝いする。
培ってきた技術は、惜しみなく、社会に還元して、若い方々が安心して子供を作れる社会づくりのお手伝いをする。
働く、あるいは、人のお役に立つ事をしたいという意欲のある高齢者にとって、自分を求めてくれている場所があることは、生きている喜びです。
報酬を受け、働ける場所があるということは、経済的な自由を得たり、健康維持につながるだけではありません。
社会や人とのつながりで、社会の中の役割を感じ、自信や生きがいになるからです。
- デジタルで情報発信をしてもいい
- お仲間と中高年起業をしてもいい
- 子育てママが安心して働ける保育所でもいい
- NPOでもいい
5. 女性の活躍の場づくり:子供は日本人みんなで育てる
人口は減っても、働き手は増える社会をつくるには、高齢者層の活躍の場を作る事と、若いママ達が安心して子育てができる体制づくりも必要です。
子供は日本人みんなで育てる。この考え方を広げ、子育ての負担を軽減する政府のサポートを得られたら、可愛いい子供たちの笑顔が、増えてくるのではないでしょうか。
子供は日本人みんなで育て、若い夫婦の負担を軽減
- 子育て補助金・祝金制度
- 子供の医療費は無料化
- 企業が保育室・託児所を設置。中高年齢者が子育てママをサポート
- 中高年齢者がベビーシッター・サービスを有料提供
- 母子家庭や同性家庭など家族形態にこだわらない社会制度
- 子供が安心して遊べる安全な公園を増やす
おわりに
とりとめもなく、思いついたままにアイデアを書いてみました。
自分の狭い世界にこもらない。みんなが、視野を広げ、違いを尊重しながら、助け合える社会基盤を構築。だって、60代はまだ、好奇心も肉体も、元気盛りなのですから。
自分のために、働き、お金も知識も、還流させながら、人それぞれ、自分にあった生き方を見つける事が、孤独を知らない老後。不安のない子育て。両方を可能にして、多くの方が、より、充実した日々を過ごし、助け合いの社会を作る事ができるように思います。
不安は、可能な事も不可能にしてしまいます。
今、できる事を積み重ねる事で、初めて、生き方も、社会も次第に、変わってくるのではないでしょうか。